2021/03/19
3 日本における「ムーンショット研究開発制度」 (1)目的と概要...
2021/03/19
(※『Trans/Actions』第5号に書いた拙稿を採録したものです) 1 はじめに...
2020/04/19
日本政府は国民一人当たり10万円の給付を行う決定をし,補正予算案の組み替えを行うことになったことは周知の通りである.金額や支給スピードについて批判・疑念が提起されているが,ここではそれらには触れない....
2020/04/15
いわゆる「真水」に該当する金額の小ささや,必要な人に必要なタイミングで届かない可能性が極めて高いことなど,日本政府の経済対策の問題は,かなり取り上げられていると思う.この時期にこうした記事を発表する意図が何なのかに関係なく,この記事は,今回の政府の意思決定には,財政を悪化させることに対する懸念が大きくかかわっていることを示している.いわく,大きな金額の財政支出は財政を悪化させるから不可能という判断である. 財源問題については様々なスタンスがあることは周知の通りである.しかしたとえどういうスタンスをとるにせよ,次の可能性はすべての人が考慮すべきだと考える.すなわち,少額の財政支出で済まそうとしたせいで,感染症が一向に収まらず,より多くの倒産,失業などの経済悪化をかえってもたらし,さらなる財政支出が必要になるという可能性である(経済学で言うと,一種の機会費用が発生するということ).私が調べた限りでは,デンマークの政策当局者はこの考慮を行っていることを明言しているし,大規模な経済対策を行っている欧州諸国も似たようなものだろう.日本とは規模が異なるものの財政赤字を抱えるフィンランドの政策当局者は,財政赤字の解消は二の次であるということ,また,大規模な財政支出を行った他の先進諸国も財政赤字に見舞われることは間違いないので,いま財政赤字を拡大させてもフィンランド国債の格付けが他国よりも格下げされることはないとの認識である. 私は,長期的には税収を確保し,財政再建を行うべきとの立場である.それは多分に,現在は国際的に見ても低い,政府に対する人々の信頼を高めたり,教育や保健を含む,広義の公的な生活保障を充実させることなども必要になり,極めて困難な課題だとも考えている.しかし現在は,社会・経済を破壊しかねない危機なのである.上で述べたことから考えて,現在の状況で財源問題にこだわって財政支出を渋るのは,極めて近視眼的な対応だろう.
2020/04/06
新型コロナウイルス感染症の拡大に対応するための経済対策については,すでに3月17日の時点でこうした提言が経済学者たちによって出されている.その提言も含めて,経済対策が十分に噛み合って初めて,感染防止策が有効なものとなるという認識も広くなされている.だからこそ,先行する他国での経済対策から日本が学べる点も多いだろうと思われる.しかし,比較検討の素材にできるような詳細な情報が少ないことにも気づかされる.そこで不十分ながら,先進的な経済対策を行っていると目されている国の一つであるデンマークの事例について整理しておきたいと思った.関心を持つ方のためにも,私的な覚書をここに公開しておきたいと思う. なお私は,デンマーク経済の専門家ではないので,細心の注意を払ったつもりではあるものの,私が責任を負うべき誤りが残っている可能性がある.この点をご了解・ご容赦いただきたいと思う.
2019/03/29
左に示した表は,主観的ウェルビーイング(ほぼ生活満足度を意味する:以下「生活満足度」とする)とポジティブな感情の規定要因を推定した結果である.ここから分かるのは次の2点である....
2019/03/26
先ごろ,「フィンランドが2年連続で幸福度世界一になった」というニュースが,日本は58位だったということと合わせて注目された. しかしそもそも,この調査は幸福度をどのように測ろうとしているのだろうか?報告書(World Happiness Report...
2017/10/22
5. 考察とむすび:ベーシックインカムの可能性とその条件...
2017/10/22
3. ベーシックインカムに関するフィンランド国内での議論と支持動向...

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