Hakaniemi, Helsinki/ Hämeenlinna/ Töölönlahti, Helsinki
技術経済論・比較政治経済学・企業論・進化経済学の観点から,社会経済体制とイノベーションとの関係について研究をしています.
具体的には,次の3つの関連する問題について調査・分析・考察を行っています.1.に重心を置いています.
1.では,北欧諸国,特にフィンランドと日本との比較を念頭に置いています.
2.と3.については,研究室の研究テーマとして取り組んでいます.
徳丸宜穂個人の研究・その他については,このページをご覧下さい.
名古屋工業大学・徳丸研究室(比較技術経済論・技術経営論研究室)へは,こちらからどうぞ.
卒研で徳丸研への配属を希望される学部生各位,また大学院で徳丸研での研究を希望される方(一般学生・社会人学生・留学生)は研究室紹介も是非ご覧下さい.
社会人の方で,社会人イノベーションコースでの学修を希望される方は,下記メールアドレスよりご連絡下さい.主に夜間・集中講義により,最短1年で修士を取得するコースです.コースには文科系のバックグラウンドを持つ方や,技術職以外の方も多く,多様な職種・業種のメンバーが毎年集まります.
見学には随時対応いたします.下記メールアドレスよりご連絡下さい.
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名工大ウェブサイトでのプロフィールはこちらです.
氏名:徳丸 宜穂 Norio Tokumaru
出身地:埼玉県(旧)浦和市
職業:研究者
研究分野:経済学(技術経済論・比較経済学・企業論・進化経済学)
現職:国立大学法人名古屋工業大学 大学院工学研究科・教授
(大学院社会工学専攻経営システム分野/工学部社会工学科経営システム分野/社会人イノベーションコース/創造工学教育課程)
フィンランド国立労働衛生研究所(Työterveyslaitos)・客員研究員 (2012.2-3)
一橋大学経済研究所・客員准教授 (2012.4-9)
アールト大学(フィンランド)スクール・オブ・エコノミクス(Kauppakorkeakoulu) 客員研究員 (2017.8-12)
名古屋大学国際経済政策研究センター・国内客員研究員 (2021.9-2022.3)
連絡先:tokumaru.norio at nitech.ac.jp
10月2日(金)から開講します.時間は18:00-19:30,今年度はTeamsによる同時双方向オンライン開講とします.社会人院生,経営システム分野の院生はもちろん,あらゆる専攻の院生の受講を歓迎します.技術と社会・経済・産業・企業経営への旺盛な関心を持っていることが唯一の条件です.単位にはなりませんが,博士課程院生や意欲的な学部生などの聴講も歓迎します.
コロナ感染症による社会・経済的危機は深刻だが,同時に,社会経済の転換をどうはかるべきかという議論も世界的に盛んになっている.とりわけ,地球温暖化,資源・エネルギー制約など,人類が地球規模で解かなくてはならない喫緊の社会問題は山積している.これらの問題は経済や企業にとって活性化の好機ともなり得るという側面を持つ.その意味で,どのようなスタンスに立つにせよ,現在の経済・経営システムがこれらの問題をどのように扱おうとしているのか,その方向性と構図を正確に見通すことは必須のことに違いない.
そこで本年度は,ポスト・コロナの社会経済シナリオを考えることも見据えて,転換の方向性と方法,そこで求められるイノベーションについて検討することを,本講義の目的とする.多様な素材(学術文献と政策文書などの資料)を参加者と輪読し,それについて討議するというスタイルで進める.正解があるトピックではありえないので,活発な討議がこの講義の「生命線」となる.十分な予習と積極的な討議を期待する.
講義の最後はグループワークで,現在の喫緊の課題について,海外および日本各地での実態,議論を分析・考察してもらい,転換への示唆を考える.
*未定稿の引用はお断りしますが,コメントを歓迎します.
現在の欧州は,金融・財政危機と,移民・難民受け入れをめぐる対立という,極めて深刻な2つの危機に襲われています.それらの危機への対応はきわめてハイレベルかつ短期的対処が必要な政治経済的な問題です.しかし他面,欧州統合がいわば「現場レベル」でどのような実質的変化をもたらしたのかという問題は,別個の検討を必要とする中長期的な政治経済的な問題だと思われます.本書はまさに後者の問題に焦点を当てた研究成果です.私は,EUおよびフィンランドで現れつつある新しいイノベーション政策である「イノベーションの公共調達」(public procurement of innovation)政策の実施プロセスを検討し,公共部門の役割がいかに変容しつつあるのかを考察しました.どうぞご一読下さい.
八木紀一郎・清水耕一・徳丸宜穂(編)欧州統合と社会経済イノベーション(日本経済評論社)
世界経済の重心が東・南アジアに移動(復帰)するという地殻変動的な変容の中で,情報技術の発展やオフショアリングの進展はどのような意味を持つのか?特に,日本からのオフショアリングはいかなる意味を持っているのか?こうした枢要な問題を扱った本です.私は,日本の金型製造企業がベトナムに進出した事例を分析・考察し,日本からのオフショアリングが「包括的オフショアリング」(comprehensive offshoring) と呼ぶべき新しい段階に入りつつあることを示し,この変化が両国経済にもたらしうる巨大な影響について議論しました.どうぞご一読下さい.
Hirakawa, H., Takahashi, N., Maquito, F.C., and Tokumaru, N. eds.
Innovative ICT Industrial Architecture in East Asia. (Springer, 2016)
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制度経済学の観点からする,アジア経済論です.
アジア経済の内包的・持続的発展に必要な制度構築について検討されています.
私は,後発産業発展の新しい型を示唆する事例として,インドIT産業の分析を担当しました.ご一読ください.
制度経済学の視角を積極的に打ち出した,新しい日本経済論のテキストです.私は,企業経済論の章と労働経済論の章を担当しました.ご一読ください.
グローバル化という文脈の中で,東・南アジアの経済発展をどう捉えるべきかについて論じた本です.どうぞご一読下さい.
Hirakawa, H., Lal, K., Shinkai, N. and Tokumaru, N. eds.
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次のようなシンポジウムが開催されます.ふるってご来聴いただけますと幸いです.
次のようなシンポジウムが開催されます.
テーマ:「東アジア企業の製品開発と人材育成」 日時: 2013年10月26日(土) 13:30~18:00 (懇親会18:30~) 場所:福井県立大学 共通講義棟1F L104 内容:①報告(13:35~16:15) 都留 康氏(一橋大学教授)「「韓国・中国企業との比較に おける日本企業の強みと弱み-『世界の工場から世界の開発 拠点へ:製品開発と人材マネジメントの日中韓比較』の分析 結果から」 徳丸 宜穂氏(名古屋工業大学准教授)「インドIT産業の高 付加価値化とマネジメントの新展開」 馬 駿氏(富山大学教授)「中国企業における製品開発と人 材マネジメント」 ②パネルディスカッション(16:25~18:00) パネリスト:都留 康氏、徳丸 宜穂氏、馬 駿氏 黒田 一郎氏(一般社団法人 福井県眼鏡協会 会長、アイテック株式会社代表取締役会長) コーディネーター:服部 茂幸氏(福井県立大学教授) ③懇親会(有料)18:00~19:30 会場:洋膳やまむら亭 お問い合わせ・お申し込み先 地域公共政策学会事務局(福井県立大学内) TEL 0776-61-6000(内線2902)FAX 0776-61-6014 E-mail: chiiki@fpu.ac.jp
以下のようなシンポジウムが開催されます.
先日,産業戦略工学専攻主催の「MOTシンポジウム」で呼びかけさせていただいたとおり,2012年度前半よりイノベーション研究会を開催いたします.
実務家・政策担当者・市民に広く開かれた研究会として運営していくことも,当日お話しさせていただいた通りです.
情報はこちらで告知させていただきますので,「いいね!」を押していただき登録していただけますよう,お願い申し上げます.
【ポスター訂正】開催場所
(誤)経済学研究科コンファレンスホール
↓
(正)文系総合館7階コンファレンスホール
詳しくは以下の地図でご確認下さい.「B4」が会場です.
http://www.nagoya-u.ac.jp/global-info/access-map/higashiyama/
様々な社会経済的問題を内包しつつも,アジア各地が世界の重要なイノベーション拠点になりつつあります.こうした,矛盾をはらみながらの新しい発展をどう捉えたらよいのでしょうか.その可能性と持続性について,インド・中国・台湾の国際比較を視野に議論することを目的とした国際カンファレンスを開催いたします.
参加は自由です.関心をお持ちの方の広い参加を歓迎いたします.